【評価3.5】ドーハ:Platinum and Gold Lounge – North|アルコールもスムージーもある、ただ平たい皿でみそ汁を飲む日が来るとは

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースのオリックスロゴ入り壁サイン(ドーハ・ハマド国際空港) JALラウンジ
JALラウンジ

ドーハでの乗り継ぎで、カタール航空のPlatinum and Gold Lounge – North(プラチナ・アンド・ゴールドラウンジ ノース)を使ってきました。実はこのラウンジ、プライオリティパスで入ったアル・マハ・ラウンジの受付スタッフから「そちらに入れるなら、そっちのほうがいいですよ」とすすめられた場所です。アルコールもあり、軽食もあり、カウンターでオーダーすればスムージーをその場で作ってくれる——上位ラウンジらしい手厚さはたしかにありました。ただ、平たい皿でスプーンでみそ汁を飲むという初体験もここで済ませることになりました。世界各地の空港ラウンジを巡ってきた私が、正直なところをレポートします。

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📊 まごじろうの評価(各5点満点)

食事 リラックス度 時間価値 総合評価
4.0 3.0 3.5 3.5

施設基本情報

【重要】営業時間や利用条件は変更になることがあります。特に営業時間はよく変わるので、訪問前に必ず下記の詳細情報ページで最新情報をご確認ください。

施設名 Platinum and Gold Lounge – North(プラチナ・アンド・ゴールドラウンジ ノース)
空港 ドーハ・ハマド国際空港(DOH)
場所 保安検査・出国審査通過後 出発コンコース北側 ゲートC14横(レベル2)
利用資格 Privilege Clubプラチナ/ゴールド、ワンワールド・エメラルド/サファイア(ルビーは有料)
詳細情報 https://www.qatarairways.com/ja-jp/lounges/platinum-and-gold-lounges.html

ラウンジへのアクセス

保安検査と出国審査を抜けたら、ターミナルの北側(Cゲート方面)へ向かいます。ゲートC14のあたりまで来ると、オリックスのロゴが大きく入った「Platinum & Gold Lounge North」の壁サインが目に入るので、これが最初の目印です。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースのオリックスロゴ入り壁サイン

ラウンジ本体はこのフロアではなくひとつ上の階(レベル2)です。エスカレーターで上がると、大理石の壁に控えめなサインが掛かっています。派手な看板ではないので、うっかり通り過ぎないように。

大理石の壁に掛かるプラチナ・ゴールドラウンジ ノースの案内サイン

サインの先が受付です。搭乗券を提示すれば入場できます。私が行ったのはどちらの回も早朝でしたが、受付には常に数人の列ができていました。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースの受付カウンターと並ぶ利用客

なお、このラウンジに入れるのはPrivilege Clubのプラチナ・ゴールド会員、ワンワールドのエメラルド・サファイア会員などです。プライオリティパスでは入れません。JALのJGC会員はサファイア相当なので対象になります。South側(ゲートA1横)にも同名のラウンジがあるので、搭乗ゲートがどちら側かは先に確認しておきましょう。

雰囲気:混雑はしているが、スペースはそれなりに広い

中に入ってまず感じたのは、空間の取り方に余裕があるということでした。吹き抜けの高い天井、外光が入るガラス面、革張りのソファ席が並ぶ広いフロア。プライオリティパスで入るラウンジとは、そもそもの造りが違います。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースの吹き抜けの天井と革張りソファ席が並ぶラウンジ内部

ただしちょっと混雑はしています。乗り継ぎのハブ空港ですから、人の出入りが絶えることはありません。それでもスペースがそれなりに広く取られているので、席を探して延々と歩き回るということはありませんでした。

正直に言えば、リラックスできるとまでは言いません。静かに眠るための場所ではないですし、常にざわざわしています。ただ「悪くはない」——このあたりが実感に近い表現です。

食事:温かい料理も軽食も、必要なものはひと通り

ビュッフェは入口寄りのダイニングエリアに広がっています。品数を誇るタイプではありませんが、温かい料理がきちんと並び、軽食も揃っているので、乗り継ぎの一食としては十分に成立します。

朝の時間帯はプレーンオムレツが用意されていました。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースのビュッフェに並ぶプレーンオムレツ

隣にはハーブ入りのチキンソーセージ。豚肉が出てこないのはイスラム圏らしいところですが、味付けはしっかりしていて、朝食として物足りなさはありません。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースのハーブ入りチキンソーセージ

私が二回とも並んでいて印象に残ったのが、ひとつの大皿にアラビックシチューと焼きそば(Wok-fried Noodles)が半分ずつ盛られたこの一品。中東料理とアジア飯が同じ皿に同居しているのは、乗り継ぎハブらしい構成だと感じました。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースのアラビックシチューと焼きそばの盛り合わせ

別の日にも同じ組み合わせが出ていました。減りが早いのはこの皿で、それだけ人気があるということだと思います。

別の日に並んでいたアラビックシチューと焼きそばの大皿

冷菜とショーケース:ハムもチーズもヨーグルトも

冷菜のコーナーには、チキン・モルタデッラ、スモークターキーハム、ビーフサラミ、チーズの盛り合わせが整然と並んでいます。取りやすいように一枚ずつ折りたたんで並べてあるのは、丁寧な仕事だと思います。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースの冷菜コーナーに並ぶハムとチーズの盛り合わせ

その先はガラスのショーケースです。カットフルーツ、スイカ、ベリー系のコンポート、小さなカップデザートなどが並び、奥ではスタッフが手を動かしていました。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースのフルーツとデザートが並ぶショーケース

ヨーグルトやディップ系は小さな器に取り分けられていて、必要な分だけ持っていける形。この見た目のきれいさは、上位ラウンジならではだと感じました。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースの小分けにされたヨーグルトとディップ

平たい皿でみそ汁を飲むという初体験

このラウンジで一番忘れられないのは、実は料理の味ではありません。スープのなかに、みそ汁があったのです。

ドーハでみそ汁に出会えるのは、日本人としては素直にうれしいところ。ところが器を探して、手が止まりました。

平たい皿しかないのです。ボウルもお椀もありません。箸もありません。

平たいスープ皿に注がれたみそ汁とフォーク・ナイフ

結果、平たい皿に注いだみそ汁を、スプーンですくって飲むことになりました。ナイフとフォークが横に添えられているのを見て、なんとも言えない気持ちになりました。長年ラウンジを巡ってきましたが、この体験は初めてです。

味は悪くありません。ただ、みそ汁は器を持ち上げて飲むものだと体が覚えているので、どうにも落ち着かない。もし和食を期待して入るなら、器のことは頭に入れておいたほうがいいと思います。

ドリンク:カウンターでオーダーすればアルコールもスムージーも

このラウンジの一番の強みは、カウンターでのオーダー対応だと思います。フロア中央のバーカウンターに行って頼めば、その場で作ってくれます。

なかでもスムージーが美味しかった。しかもオーダーするたびに毎回その場で作ってくれるので、出来合いのジュースとは違う満足感があります。乗り継ぎで体が疲れているときには、これが一番効きました。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースでオーダーして作ってもらったスムージー

コーヒーもきちんとしたものが出てきます。マシンから注ぐだけのラウンジも多いなかで、カップの質感まで含めて丁寧でした。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースで提供されたコーヒー

そしてアルコールもあります。カウンターで頼めばワインを出してくれます。イスラム圏の空港でお酒が飲めるのはありがたいポイントで、乗り継ぎで一杯やりたい人にとっては大きな理由になります。

プラチナ・ゴールドラウンジ ノースでオーダーした赤ワイン

プライオリティパスのラウンジ受付で「こっちのほうがいいよ」と言われた話

このラウンジに来ることになったきっかけは、アル・マハ・ラウンジの受付でした。

私の航空券はこちらのプラチナ・ゴールドラウンジも使える条件だったので、その話をしたところ、スタッフから「そちらに入れるなら、そっちのほうがいいですよ」と言われたのです。自分のラウンジをすすめない受付というのも、なかなか珍しい体験でした。

そして実際に来てみて、確かにそれはその通りでした。空間の広さ、カウンターでのオーダー対応、スムージーやアルコールの提供。どれもアル・マハより上です。もし同じように両方使える航空券を持っているなら、迷わずこちらへ向かうことをおすすめします。あの受付スタッフの正直さには、素直に感謝しています。

トイレは混雑、しかも床が水浸し

惜しいというより残念だった点を書いておきます。トイレが混んでいます。

これはラウンジに限らずハマド国際空港全体に言えることかもしれませんが、とにかく空いているタイミングに当たりませんでした。

そして個室のほうは、トイレのシャワー(ハンドシャワー)の使い方が皆さんかなり雑で、床がけっこう水浸しになっています。清掃が入っていない時間帯に当たると、けっこうな状態です。

正直なところ、トイレは機内で使ったほうがいいかもしれません。乗り継ぎ時間の使い方としては、ラウンジで食べて飲んで、用は機内で——というのが現実的だと思います。

なお他の利用者のレポートでは、トイレの奥にシャワールームも用意されているとのことです。私は使わなかったので、そこは未確認情報として置いておきます。

率直な感想:リラックスできるとまでは言わないが、悪くはない

総合評価は3.5としました。

アルコールがあり、軽食があり、カウンターでオーダーすればスムージーを毎回作ってくれる。空間もそれなりに広く取ってあって、上位ラウンジらしい手厚さはきちんとあります。ラウンジとしては悪くない——これが率直な評価です。

一方で、ちょっと混雑はしているのでリラックスできるとまでは言えません。みそ汁を平たい皿でスプーンで飲むことになる器の問題もありますし、トイレの状況も褒められたものではない。「文句なし」ではなく「悪くはない」、その距離感がこのラウンジのちょうどいい評価だと思います。

それでも、プライオリティパスのラウンジと選べる立場にあるなら、こちらを選んで間違いありません。受付スタッフが自分の職場ではなくこちらをすすめてきた——その一言が、すべてを言い表しているような気がします。

利用前に知っておきたいヒントと注意点

  • 営業時間は必ず事前確認を:営業時間は変更されることがよくあります。上の詳細情報ページ(カタール航空公式)で、訪問前に必ず最新の営業時間を確認してください。
  • プライオリティパスでは入れません:Privilege Clubプラチナ・ゴールド、ワンワールド・エメラルド・サファイアが対象です。ルビー会員は有料で利用できます。
  • ラウンジはひとつ上の階:ゲートC14付近の壁サインを見つけたら、エスカレーターでレベル2へ上がります。サインが控えめなので見落としに注意。
  • 飲み物はカウンターでオーダーする:スムージーもアルコールも、セルフではなくカウンターで頼むのが正解です。スムージーは毎回作ってくれます。
  • お椀や箸はありません:みそ汁があっても器は平たい皿、カトラリーはスプーンとフォークです。和食を期待しすぎないのが無難。
  • トイレは機内で:混雑していて、個室の床も水浸しになりがちです。用は機内で済ませるほうが快適かもしれません。
  • South側と間違えないように:ゲートA1横にも同名のラウンジがあります。搭乗ゲートに近いほうを選びましょう。

まとめ

Platinum and Gold Lounge – Northは、ドーハ・ハマド国際空港でカタール航空の上級会員・ワンワールド上級会員が使える上位ラウンジです。空間は広く、温かい料理と軽食が並び、カウンターでオーダーすればアルコールもスムージーも出てくる。プライオリティパスのラウンジと比べれば、造りも中身も明確に上でした。ただ、ちょっと混雑していてリラックスできるとまでは言えず、みそ汁を平たい皿でスプーンで飲む器の問題もあり、トイレは混雑して床は水浸し。総合評価3.5、「悪くはない、でも文句なしではない」——それがこのラウンジの正直な立ち位置だと思います。両方使える航空券をお持ちなら、迷わずこちらへ。あの受付スタッフのアドバイスは、間違っていませんでした。

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