バルト三国の旅の帰り、タリン・レナルトメリ空港で数時間の待ち時間ができました。プライオリティパスで入れるのが、出発エリアの2階にある Tallinn Airport LHV Lounge(タリン空港 LHVラウンジ)です。アルコールも軽食もひと通り揃っていて、椅子の座り心地がよく、ラウンジの中はどこも清潔——結論から言えば、出発までの数時間をここで過ごせるならかなり快適です。ただひとつだけ心残りがあって、温かい軽食は夕方で終わってしまい、今回は食べることができませんでした。世界各地の空港ラウンジをプライオリティパスで巡ってきた私が、タリンでのこのラウンジ体験を詳しくレポートします。
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📊 まごじろうの評価(各5点満点)
| 食事 | リラックス度 | 時間価値 | 総合評価 |
|---|---|---|---|
| 3.5 | 4.0 | 3.5 | 3.6 |
施設基本情報
【重要】営業時間や利用条件は変更になることがあります。特に営業時間はよく変わるので、訪問前に必ず下記の詳細情報ページで最新情報をご確認ください。
| 施設名 | Tallinn Airport LHV Lounge(タリン空港 LHVラウンジ) |
|---|---|
| 空港 | タリン・レナルトメリ空港(TLL) |
| 場所 | 保安検査通過後 出発エリア2階 ゲートN1付近 |
| 詳細情報 | https://www.prioritypass.com/ja-JP/lounges/estonia/tallinn-lennart-meri-tallinn/tll-tallinn-airport-lhv-lounge |
ラウンジへのアクセス
保安検査を抜けて免税店の並びを通り過ぎると、左手にラウンジの案内サインが出ています。ラウンジがあるのは2階なので、階段かエレベーターで上がることになります。1階を歩いているだけでは視界に入りにくい場所なので、サインを見落とさないように進むのがコツです。

上がりきると、木目の壁に囲まれた落ち着いた入口が現れます。ガラス扉の向こうがすぐ受付です。プライオリティパスと搭乗券を提示すれば入場でき、待たされることもありませんでした。
入口の脇には、料金と営業時間が書かれた案内板が出ています。

プライオリティパスを持っていない場合は有料での利用になり、訪問時の表示は大人45ユーロ/3時間、2〜12歳の子どもは22ユーロ。フィンエアーやルフトハンザなど提携航空会社のビジネスクラス利用者も無料で入れるようです。営業時間もこの板に書かれていますが、変更されることがあるので、向かう前に上記の詳細情報ページで最新の時間を確認しておくと安心です。
雰囲気:清潔で、椅子の座り心地がとにかくいい
中に入ってまず感じたのが、とにかく清潔だということでした。テーブルの上も床も、ビュッフェのまわりも常にきちんと片付いていて、気持ちよく過ごせます。この手のラウンジは食器が下げられずに散らかっていることも珍しくないので、ここは好印象でした。

そしてこれは声を大にして言いたいのですが、椅子の座り心地がいい。木のフレームにしっかりしたクッションが効いた椅子で、腰を下ろした瞬間に「あ、これはいい椅子だ」と分かるタイプです。ラウンジの椅子は座面が薄くて長居がつらいものも多いので、これはかなりの加点ポイントでした。

窓が大きくとってあって、外の光がよく入ります。席の間隔にも余裕があり、詰め込まれている感じはまったくありません。ソファ席、テーブル席、カウンター席と選択肢があるので、その時の気分で選べます。

窓際の席からはエプロンが見渡せて、エア・バルティックの機体が並んでいるのを眺められます。飛行機を見ながら座っていられる席があるだけで、待ち時間の質はずいぶん変わります。
食事:温かい軽食は夕方まで、その代わり冷たいメニューが充実
食事はビュッフェ形式で、ラウンジの中央に据えられたカウンターに料理が並びます。

先に残念だったことを書いておくと、温かい軽食は夕方で終わってしまいます。私が訪れたときは18時で終了とのことで、それより後に入った私は結局食べることができませんでした。温かいものも目当てにするなら、早めの時間に入るのが正解です。

その代わり、冷たいメニューはしっかり揃っています。ショーケースに並んでいたのは、ライ麦の黒パンを使ったサンドイッチ各種。ハーリング(ニシン)、サーモン、プルドポークのミニピタ、グルテンフリーのヴィーガンサンドまで、種類は思っていたよりずっと豊富でした。

ローストビーフをのせた黒パンもあります。この黒パンがとにかく美味しい。ずっしり詰まった、ほのかに酸味のあるライ麦パンで、上に何がのっていてもパンだけで満足感があります。エストニアに来たなら一度は食べておきたい味です。
そして今回いちばんの発見がハーリングでした。プレートに「Heeringavõileib(ハーリングのサンドイッチ)」と書いてあるのを見つけたとき、正直ちょっと身構えました。以前オランダで食べたハーリングが生臭くて、あれと同じだったら食べきれないかもしれない——そう思いながら口に運んだのですが、まったくの杞憂でした。
しっかり酢で締めてあって、生臭さはほとんどありません。イメージとしては締めさばに近い感じで、酸味のある黒パンとの相性が抜群です。同じハーリングでも、国が変わるとこれほど違うのかと驚きました。苦手意識のある方も、ここのものは一度試してみる価値があります。

サラダのコーナーも充実していて、ピクルス、オリーブ、ビーツ、コールスロー、ミニトマトなどが小分けの器に整然と並んでいます。どれも補充と入れ替えがこまめで、見た目にも清潔感がありました。

別のカウンターにはナッツやクラッカー、ドライフルーツ、そしてりんごが置かれています。軽くつまむものが常に用意されているのはありがたいところです。

私が取ったのはこんな感じ。ハーリングの黒パン、サーモン、ローストビーフ、それにミニピタ。コーヒーと一緒にいただきました。量としても、これで十分お腹は落ち着きます。
ドリンク:ビールもワインも揃っている
ドリンクはアルコールもソフトドリンクもひと通り揃っています。

カウンターには赤と白のワイン、そしてエストニア名物のリキュール「ヴァナ・タリン(Vana Tallinn)」が置かれていました。隣にはタッチパネル式のジュースサーバー。

ビールはサーバーからの生ビールで、銘柄はエストニアの定番「サク・オリジナル(Saku Originaal)」。グラスもきれいに並べられていて、これが無料で飲めるのは素直にうれしいところです。スピリッツやシロップ類も揃っているので、簡単なカクテルなら自分で作れます。

コーヒーは全自動のマシン。下の冷蔵庫にはコーラ、ファンタ、スプライト、炭酸水などがぎっしり詰まっていて、ソフトドリンクにも不足はありません。
空港でここだけの屋外テラス
このラウンジのいちばんの特徴が屋外テラスです。タリン空港で外の空気を吸える場所は、ここだけとのこと。

赤ワインのグラスとハーリングの黒パンを持って、テラスの席へ。夏のエストニアは日が長く、夕方でもまだ明るくて、風が気持ちいい。飛行機を眺めながら外で一杯やれるラウンジというのは、そう多くありません。この時間だけでも来た価値がありました。
なお、テラスは喫煙可のスペースを兼ねています。煙が苦手な方は座る位置と風向きに気をつけてください。
率直な感想:大きくはないけれど、また待ちたくなるラウンジ
規模としては、決して大きなラウンジではありません。ただ、清潔で、椅子が良くて、外が眺められて、アルコールもある。出発までの数時間を過ごす場所として必要なものは、きちんと揃っています。
惜しかったのはやはり、温かい軽食に間に合わなかったこと。冷たいメニューだけでも十分満足できましたが、次に来ることがあれば夕方より前に入りたいと思います。
総合評価は3.6。派手さはないけれど、「またここで待ちたい」と素直に思える、気持ちのいいラウンジでした。
利用前に知っておきたいヒントと注意点
- 営業時間は必ず事前確認を:営業時間は変更されることがあります。上記の詳細情報ページで最新の営業時間を確認してから向かってください。
- 温かい軽食を狙うなら早い時間に:温かい軽食は夕方で終わります。訪問時は18時終了でした。温かいものを食べたいなら、それより前に入りましょう。
- 場所は2階、サインを見落とさないように:保安検査を抜けたあと左手にサインがあります。階段またはエレベーターで2階へ上がります。
- 滞在は3時間まで:長い待ち時間がある場合は、入室のタイミングを考えてから入るのが賢明です。
- テラスは喫煙スペースを兼ねる:外の席は気持ちいいのですが、煙が苦手な方は注意してください。
まとめ
Tallinn Airport LHV Loungeは、タリン・レナルトメリ空港でプライオリティパスが使えるラウンジです。ライ麦の黒パンにのったハーリングは酢がしっかり効いていて生臭さがなく、締めさばのような感覚で美味しくいただけました。ビールもワインも揃い、椅子の座り心地がよく、ラウンジ内はどこも清潔。空港でここだけという屋外テラスで、飛行機を眺めながら一杯やれるのも大きな魅力です。温かい軽食が夕方で終わってしまう点だけは要注意ですが、それを差し引いても、タリンからの出発をゆっくり待つには十分すぎる場所だと思います。

